Debian noroot 環境で日本語環境を導入する (3)
季節が秋から冬に変わろうとしているのに、日中は随分と温暖な気候なのに驚く日々。 未だに、身体的に全身倦怠感の残る日々。この先どうなるのか。
追記 (2016/03/19)
本稿において、 timezone に関する記事をQiita に追記しました。今後は、Debian noroot 環境への日本語環境の導入に関する投稿の加筆訂正及び更新は、 "Debian noroot 環境で日本語環境を導入する - Qiita" に纏めることとしますので、どうか宜しく御願い致します。
はじめに
ここでは、前々回と前回の投稿の続きとして、 Debian noroot 環境の timezone の設定方法について述べます。
timezone の設定
通常、 Debian 環境における timezone の設定は、以下のようにして dpkg-reconfig tzdata
を実行することにより行います。
# apt-get install tzdata # dpkg-reconfig tzdata
しかし、 Debian noroot 環境では上記の設定を行っても設定が上手く行かない場合があります。
これは、ルートディレクトリ直下の /proot.sh
において、環境変数 TZ を android OS の getprop
コマンドの出力結果に基づいて設定している部分に問題が発生していることが原因であると思われます。
この場合は、 apt-get install tzdata
の実行後、 /proot.sh
において環境変数 TZ を設定している部分を以下のように修正することにより問題を回避します。
... #export TZ="`getprop persist.sys.timezone`" export TZ="Asia/Tokyo" # 若しくは TZ="Japan" ...